東京都倫理法人会第1号単会 | 東京都上野倫理法人会 | 経営者モーニングセミナー | 東都地区 台東区 | ブログ

経営者モーニングセミナーは
毎週火曜日7:00から、上野ターミナルホテルにて

「信成万事 ―思いは伝わる、熱は広がるー」

2017.10.31(火)
2017年10月31日(火)の上野倫理法人会では、神奈川県逗子葉山専任幹事、法人レクチャラーの(株)中央メディアエージェンシー取締役佐藤晴美氏から、「信成万事 ―思いは伝わる、熱は広がるー」についての講話をお聞きいたします。

伝わる「事柄・情報や、ある人の意向が他の人に知らされる(大辞林)」


私たち経営者は、事業を興し継続するどの段階においても、常に「社会の困りごとを解決すること」「社会をより良くすること」、そのためには「自社の商品・サービスが役に立つこと」を考えていますね。

社会に役立つことが目的であり、その過程や結果として「お金」で交換できる価値を提供しているものと考えられます。

つまり、「わたし」は社会の役に立てるものを提供しているはずなのです。それは自分が一番分かっていることで、また世の人々、お客様も分かってくれているものでしょう。

ですが、事業を興した時や、続ける中で、時には「社会に、お客様に商品やサービスの良さが伝わらない」と悩むこともあることと思われます。……そう感じることは私たち経営者にとって「よくあること」と言えるかもしれませんね。

2017年10月22日発行の日経ヴェリタスでは、「会社分析」として「三菱ケミカルホールディングス」を取り上げていました。「好況アクリル」、「株価が先週、約10年ぶりの高値を付けた」などの明るい話題もありますが、ここで着目すべきは、「機能部材はヘルスケアに次ぐ稼ぎ頭だが…」、「機能商品の利益率はまだ1桁どまり」などの「機能商品分野」だと思われます。

三菱ケミHDの「機能商品」とは、「炭素繊維の軽さや強さ、樹脂の成型しやすさを『いいとこどり』」したものとして、「自動車向けの複合材」などに使われ始め、評価されつつあるものの、上記のようにいまだその良さが社会に十分に知れ渡っているとは言えないようです。

そのため、「汎用樹脂の納入で付き合いのあった従来の取引先に」「提案していく」、「欧州自動車産業を攻略するために」「現地自動車メーカーとの接点を活用する」などの計画で、今後の方針が語られています。

「いいとこどり」と聞けば、試す価値があるものと想像できます。ですが、経営者たるもの、資金がいくらでも湧いて出ると考えることは少なく、もしかして欠点も隠れているのではと疑ったりもするはずです。

そのような「お客様」に、いかにその「いいとこどり」の魅力を「正確に」伝えるか、確かに「欠点」と呼べる部分があったとして、それを上回る良さを持っていることをどうやって確信してもらうかなど、「商品が売れ、社会がより良くなる」成功まではハードルが高いのかもしれません。

しかし「社会の役に立つ商品を作れた」のは間違いなく、その段階で考えれば成功と呼べるはずです。一歩も進んでいないわけではなく、成功までの途中にいることは確かでしょう。

そこから成功にたどり着くまでに必要なのは、商品の開発で必要とされた技術とは少々違う、コミュニケーション能力や文章力も含まれるでしょう。

そういった過程がすべて報われる成功が、「お金」で交換できる価値として手に入れば嬉しいものです。

さらにお金では交換できない価値、例えば人脈なども掴むことができれば、それまで以上に社会への貢献ができるのではないでしょうか。私たち経営者の理想の一つのように感じます。

さて、来週の佐藤晴美氏の「信成万事 ―思いは伝わる、熱は広がるー」では、「伝わる」ことから「広がる」ことまで、貴重なご経験がおありのはずです。ぜひ皆様とご一緒に聞いてみたいと楽しみにしています。

ぜひお気軽に、楽しみにお越しくださいませ!