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「利益の想像と社会への貢献を同時に実現する文化をつくる」

2016.04.12(火)
2016年4月12日(火)の上野倫理法人会では、(株)テーブルクロスプロデューサーでおられる上野倫理法人会会員の若園忠義氏から、「利益の想像と社会への貢献を同時に実現する文化をつくる」についての講話をお聞きいたします。

利益「役に立つこと。ためになること。(大辞林)」

会社を興して世の「役に立つ」ことを提供しようと思い立つときは、すでに存在している商品やサービスをそっくりそのまま真似しようとはしないでしょう。これから始める自分の事業でなら今現在困っている人に役立ててもらえると確信しているからこそ、「ビジネス」としてそれを必要としている人々に提供するのが経営の醍醐味と考えられます。

この考えに基づけば、より「こだわり」のある商品やサービスは、ほかの「類似」の商品やサービスが脚光を浴びているときと、そんな世の「流行」が収まったときとでは、一人逆の「成績」で辛酸をなめることもあるかもしれません。

2016年4月3日発行の日経ヴェリタスでは、「一人負け状態のファンドこそ狙い目」と、苦労がにじみ出ているようなタイトルが目に入りました。保有する株の暴落により、著名投資家ビル・アックマン氏が運営する上場投信の純資産総額が「年初から25.2%減少した」そうで、この投信に投資していたとすれば、今後がかなり気になっていただろうと思われます。

この記事は、確かに「一人負け状態」について紹介していますが、成功または失敗という「結果」が出たわけではありません。現在の「状態」で見れば望ましくない成績と言えますが、なぜ当該ファンドが運営されているかを考えれば、「役に立つ」からのはずです。

実際に、このファンドの利点として、「いつでも換金できる流動性や最低投資額の制限がないこと」が挙げられており、さらに「一人負け」している現在であれば、「投資家はかなり回復するまで(アックマン氏への)成果報酬なしの好条件を享受できる」ことも含まれるようです。

軒並み「勝ち」の多くのファンドに今から投資するのがいいのか、それとも今は「負け」ているアックマン氏のファンドに期待してみるのがいいのかは、投資家それぞれの「状態」に左右されうるものであり、「一概に」は断定できないものでしょう。

同様に、ある会社の商品やサービスが「役に立つ」かどうかを満場一致で決めることはできないでしょう。しかし、「誰か」にとって「役に立つ」ものであることを否定することもできません。

少なくとも誰かの役に立つものであるなら、「負け」の状態でい続けることのないように、「勝ち」を手に入れるには、またはより多くの「誰か」のためになるにはなどを考えていくことが必要そうです。

さて、来週の若園忠義氏の「利益の想像と社会への貢献を同時に実現する文化をつくる」からは、「利益」という「役に立つもの」と「同時に実現する」ものがある際の、また違った視点が得られるでしょう。ぜひ楽しみにお越しください!