2016年1月

January 2016

「蛇口理論」

金子袈裟己氏 法人スーパーバイザー

理論「科学研究において、個々の現象や事実を統一的に説明し、予測する力をもつ体系的知識(大辞林)」

来週2016年1月5日(火)の当・上野倫理法人会では、法人スーパーバイザーの金子袈裟己氏をお呼びし、「蛇口理論」についての講話をお聞きいたします。

大寒も近づきつつあり、気温は冬らしく下がっているようです。水は4℃で凍り始めるものであり、一度凍ってしまった水道管は修理せざるを得ないものとなります。「蛇口」とは、当たり前にそこにあって当たり前に動くものではないでしょう。必要な分だけ水を出すことができる便利なものではありますが、永久機関の存在しないこの世界では、蛇口も適切に管理しなければ、ただ「蛇口」と名のついただけのモノになってしまいます。必要なものを適切に使用するためには、なにごとにも事前の「準備」や「管理」などが必要であるはずです。経営・運営などを進める上でも、必要なときに適切な判断をするためには、それまでの準備や管理が不可欠だと考えられるでしょう。

さらに、一つひとつの事柄に対応するための準備も大切ではありますが、その都度のできごとをとおして全体が最善となる対策をとれるかどうかは、私たちそれぞれの核心的な「理論」が確立されていることがより重要となるでしょう。ゆるぎない理論・経営理念があってこそ、一つひとつの事柄にどう対応すべきかがはっきりするものと思われます。まずは蛇口が痛んでいないか、そしてその蛇口の根元につながる水源は十分であるかを新年のはじめに確認してみるのもいいかもしれません。さて、来週の金子袈裟己氏の「蛇口理論」からは、私たち経営者それぞれがどんな蛇口を持つのが適切なのかについて参考にすべき部分を得るために、ぜひ楽しみにお越しください!
 


「美しい人生を輝いて生きるには」

米元正子氏 東京都倫理法人会キャリア室長および倫理経営インストラクター、ガーネット代表

美しい「細部まできれいに整っている。(大辞林)」

来週2016年1月12日(火)の当・上野倫理法人会では、東京都倫理法人会キャリア室長、および倫理経営インストラクターでおられる、ガーネット代表の米元正子氏をお呼びし、「美しい人生を輝いて生きるには」についての講話をお聞きいたします。

「美しい」人生には、またその人生を「輝かせる」には何が必要なのかと考えてみると、まずは「美しい人生とはどんなものか」という「定義」だと言えるでしょう。とは言っても、その定義は一人ひとり違うはずであり、自分以外の誰かから、「これがあなたの『美しい人生』となるものです」と渡されるものではありません。では私たちが自分以外の存在に何を「渡せる」かと考えると、たとえば「相手独自の定義を満たすための『条件』」が当てはまるでしょう。「相手が困っていることを解決する」のがビジネスの基本です。その「困りごと」が解決されれば、つまりその人にとっての「美しい人生」の定義が満たされるとすれば、その困りごとの解決法という「条件」をご提供するのが「最善策」になるはずです。

2016年1月10日発行の日経ヴェリタスでは、最近の急激な円高により「転機のインバウンド消費」について、「帰国後を狙え」と紹介しています。たとえば「健康への安全性」をより考慮する人にとって、日本を旅行中の一時的な安全だけではなく、帰国後の継続的な安全も確保できてはじめて「美しい人生」に近づけるはずです。「美しさ」を「一時的」な注意で得るのは難しいでしょう。正しく継続してこそ「美しく」なれるはずですので、一人ひとりにとっての継続的な「美しさ」を得るために、自分の「美しさの定義」である「自分のビジネス」を、相手にとっての「条件」としてご提供できれば、一方通行ではない連続した「美しさ」を双方が求め続けていけるのではと、ビジネスに対する嬉しい認識が加わりそうです。さて、来週の米元正子氏の「美しい人生を輝いて生きるには」から、私たちが受け取れる「条件」とは何か、ぜひ楽しみにお越しください!
 


「成功の条件」

丸淳一氏 千葉県館山市倫理法人会相談役および倫理経営インストラクター、(株)アスカ佛商代表取締役

条件「物事の成立あるいは実現に必要な事柄(大辞林)」

来週2016年1月19日(火)の当・上野倫理法人会では、千葉県館山市倫理法人会相談役および倫理経営インストラクターでおられる(株)アスカ佛商代表取締役の丸淳一氏をお呼びし、「成功の条件」についての講話をお聞きいたします。

成功するためには必要となる前提を考えることとは、「激流相場の攻略法」について考え「選択眼を鍛える」ことにもつながりそうです。上記をタイトルとする2016年1月17日発行の日経ヴェリタスでは、年かけから未だ安定しない市場にどう対応するべきかについての解説がされています。しかしここで登場する「低ボラティリティー銘柄」や「連続増配銘柄」などは、現在のような「リスクオフ局面」でのみ検討されるものではないでしょう。

通常とは違う何かが起こったときに慌てて検討すべきものというよりは、通常とは違う何かが起こったときであっても、それを事前に予測してすでに検討しておいたことで、リスクに対処するため活用できるものであると考えられます。つまり、「成功」までの道筋のなかで、どんな「リスク」が起こり得るかを考え、いざそういったリスクが起こったときにいかに最小限の損害で乗り切るかを考えておくことが、非常に重要なポイントとして位置付けられるはずです。さて、最近は急激な原油安、円高、株価下落などが起こって、「成功の条件」を見直した経営者も多いのではと想像されますが、来週の丸淳一氏にとっての「成功の条件」とはどんなものであったのか、ぜひ今後の参考とするため、聞きにいらしてください!
 


「倫理と狂言〜信成万事」

世田谷区倫理法人会副会長、善竹狂言会・善竹十郎氏とオフィス大橋・大橋武信氏

狂言「常識をはずれていておかしいさま(大辞林)」

来週2016年1月26日(火)の当・上野倫理法人会では、世田谷区倫理法人会副会長でおられる、善竹狂言会の善竹十郎氏とオフィス大橋の大橋武信氏の「古希〜ず」のお2人をお呼びし、「倫理と狂言〜信成万事」についての講話をお聞きいたします。

「狂言」とは、滑稽さを劇化したもの、つまり「常識をはずれていておかしいさま(大辞林)」を伝えるものと考えられます。もし現在が狂言の世界なら、ここ最近の「常識はずれ」の原油安をどうおもしろおかしく伝えてくれるのだろうかと気になります。2016年1月17日発行の日経ヴェリタスによると、「原油安加速に市場動揺」の現状のなか、「ダウ工業株30種平均は週間で約2%下落」したなど、「通常」とは言い難い状況が続いていることが紹介されています。こういったニュースは、企業の経営者として悠長に眺めていられるものではありません。円高にも波及し、相場が乱高下するなか、今までどおりの経営を続けるだけでは乗り切れない事態が発生するかもしれないと、「当事者」として注視すべきでしょう。

「今までどおり」が通用しない可能性があれば、「常識はずれ」と思われることも試してみる必要があるでしょう。例えば、海外取引は有効か、もしくは内需が増えるのでは、ほかにも、社員のやる気を引き出すことが重要だったり、会社を一気にピカピカに掃除してみると見えてくるものもあったりするのでは、と「今まで」を見直す機会だという「合図」とも考えられます。狂言が伝える「常識はずれ」なこととは、決してウソや偽りだということではないでしょう。経営者が古典芸能に触れることでわかるのは、「今まで」の伝統だけではなく、まだわからない「常識はずれ」の未来かもしれません。さて、来週の「古希~ず」のお2人の「倫理と狂言~信成万事」からどんな人生観が学べるのか、ぜひ楽しみにお越しください!

 


上野&浅草倫理法人会合同イブニングセミナー

「サクラ花〜桜花最期の特攻」上映および映画監督松村克弥氏と東京都倫理法人会東部地区地区長幸田豊氏によるミニ講話

常識「ある社会で、人々の間に広く承認され、当然もっているはずの知識や判断力(大辞林)」

今週の土曜日1月30日、ヒューリック浅草橋ビルにて、上野&浅草倫理法人会合同イブニングセミナーが開催されます。「サクラ花〜桜花最期の特攻」の映画上映会の後、映画監督松村克弥氏と東京都倫理法人会東部地区地区長幸田豊氏によるミニ講話、さらに懇親会などが企画されております。普段のモーニングセミナーに比べてより多くの方々が集まるこの空間は、このイブニングセミナーのテーマである「万人幸福のために、できること」を考えるのに最適と言えるでしょう。

「70年前の常識」のなかで生きた人々が描かれた映画から、現代に生きる私たちは何を学ぶべきなのでしょうか。まずは「常識」について考える必要がありそうです。あることを考え、行動するには、それらの動作のもととなる「常識」を必要とします。2016年1月24日発行の日経ヴェリタスでは、「無類のゲーム好き」にとって「面白さ」が「判断の基準」になるとの紹介もありました。「韓国創業の日本企業」で「欧米など」の「開発者と議論する」など「多国籍企業」としてゲーム会社を束ねるトップにとって、予算をつぎ込んで開発するべきは「面白いゲーム」であって、「数打ちゃ当たる」ことを期待して闇雲に作るのでは「ダメだ」との考えのようです。

つまり、ゲーム開発のための「基準」がなければ、「闇雲に」作るしかありませんが、何を開発すべきかが「基準」からしっかり判断できれば、その後の行動とくに会社の経営方針について、適切な根拠を持つことができるはずです。しかし「面白い」ゲームとはどんなものなのかについては、「自分の」常識と「世間の」常識とでは違いがあるかもしれません。ですが「常識」を知り、それを判断の参考にすることは可能です。「参考」になるものが多ければ、より深く考えられるでしょう。つねに判断し続けなければならない私たち経営者にとって、今週の土曜日のイブニングセミナーも「参考」の1つと言えるでしょう。ぜひ皆様お誘い合わせの上、お越しくださいませ!